2014年3月11日

祈り


大切な家族や友人や、恋人や親戚や、知り合いが
そこにいたわけではないのだ。
巻き込まれたわけではないのだ。
死んでしまったわけではないのだ。

それなのに、これだけ必死に願いをこめて、
その方角へ祈りを捧げてしまうのは、なぜだろう。
そんなふうに、誰とも知らない相手に祈るということをしたのは
三年前のこの日が来るまでは、一度もなかった。

同じ時代に生まれて、生きていた人たちへ。