2014年5月29日

短い運命



5分の出来事。

ラジオをつけて、卵を割った。
鼻歌を歌いながら、そこにミルクを入れた。
口笛を吹きながら、パンを浸す。
小踊りながら、バターを引いて、
浸したパンをこんがり焼いた。
夢を見ながら、砂糖かハチミツで砂糖を選び、
期待しながら、ふんだんにまぶした。

まぶした砂糖は塩だった。

気づいたのは口の中で。

卵もミルクもパンもバターも、
ただただ静かに事実を受け入れ、
次の出来事を待っている。
私はフレンチトーストのことが大好きなのに。

5分後に、私はこのフレンチトーストに対して
どういう選択をするだろうか。